私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2013『エビ中のスター・コンダクター』(2015/12/12、2015/12/13)感想
あけましておめでとうございます。
でくおです。
去年の話になってしまいましたが、エビ中さんのSSA2DAYSを振りかえりたいと思います。
金八新規が、調子に乗って書いていきます。
2013年12月8日、私立恵比寿中学はメジャーデビューから1年7ヶ月という驚異のスピードでSSA単独公演を成功させ、当時の最速記録を樹立しました(今はHKT48が塗り替えています)。
当時の平均年齢は15.8歳でした(プロフィールだと15.2歳)(最年少記録はベリーズ工房が保持)。
トロッコ移動中のフレサイで涙を流すメンバーを見て感極まったファンも多いでしょう。
応援してきて良かった。次はどんな大きな夢を見せてくれるのか?ライブに参加した多くの方々がそう思ったことでしょう。
しかし、SSAの感動と興奮も醒めぬ2013年12月26日のU-Streamにて、瑞季さん、杏野なつさん、鈴木裕乃さんの転校が発表されました。
天国から地獄に突き落とされるファミリー。
あの構図、あの椅子を見るだけで映像・画像を思い出してしまうトラウマに苛まれた方も多いと思います。
全ての元凶は事務所が2014年からエビ中属する芸能3部を女優組とアイドル組の二つに分けることを決定したためです。
じゃあときめき宣伝部は何なんだよ!!WHYスターダストピーポー!!(←いいたいだけ)
しかし、当初事務所に入った目的、今の自分、未来の自分を考えて天秤にかけた結果ですから、ファンとしては女優の道を選んだメンバーを応援するしかありません。
とは言っても辛いものですね。耐えられない気がします。
そして2014年新春藤井ショー(俺の藤井2014)にてカホリコの加入が発表されます。
EP3(劇場版見たかったなぁ・・・)でも焦点があたっていました。
2014年のエビ中はほとんど存じませんが、カホリコの歌もダンスも安定していないし、転校メンバーのパートを聞いて他界していったファミリーも多いのではないかと思います。
僕もLon de Donでりったんがスイスイスーを外しまくるのを見て耐えられませんでした。
言うなれば「キレのないダンスと不安定な歌唱力」と「SSA単独公演まで実施しているアーティスト」のギャップ。
メンバーもスタッフもファミリーももどかしいところがあったのかなと推測します。
スタートが違うので仕方のないことですけどね・・・。
しかし、いつの日かまたSSAクラスの舞台に立つべく腐らず前を向いて上を向いて頑張ってきました。
2014年藤井、Luck To The Future、合同出発式、エビ中グローバル化計画、ルーキーツアー、ファミえん2014、ロボサン、ハイタテキツアー(オータムツアー)、イナズマロックフェス、サンクスハロウィン、東西大学芸会、エビキュリ北半南半
2015年藤井、ファンクラブイベント、金八発売、Mステ出演(2回)、福祉大相撲、マキアート、はるばるーんツアー、NHK宮古、ジョニー、各地の夏フェス出演(北海道も弾丸で来てくれた)、ファミえん2015、@JAM、秋田分校、氣志團万博、bowline、ユニコーン50周年、自習×3、サンクスハロウィン、T-SPOOK、スーパーヒーロー、Mステ
そのほかラジオ(放送部、なんやねん他)にテレビ(たすたす、バラエティのゲスト、オトナヘノベル、Rの法則他)への出演も多数。
※ライブだけでなくわかる範囲でいろいろ書きました。握手会や2SHOTは書いていません。フリラも詳細に書いていません。DVD発売もカットしてます。
これが新生エビ中のSSAへの軌跡となります。ざっと書いただけでもすごい数ですね。
これだけの仕事をこなして今回SSAに舞い戻ったわけです。
2015年ファミえんにてSSAが発表された時の真山さんの涙には非常に重い意味があったわけです。
今回の公演は、設定や演出、そしてセットリストまでも2013年のSSAを継承したものになっていました。
そこには、今のエビ中だけではなく過去のメンバー、今のファミリーだけではなく過去のファミリーに向けた思いもあったのではないでしょうか。
劇場版EP3も過去のメンバーをゲストとしてティーチインするなど、近いコンセプトであったと思います。
さて、平均年齢17.0歳となった彼女らの凱旋SSAを振りかえっていきたいと思います。
全般的に歌とダンスの完成度が高かったと思います。
特に初日は度肝を抜かれました。
テブラデスキーのダンスが非常に揃っていて、「エビ中はラインが汚い」と言われるとメンバーが自虐していたのが嘘のようでした。
オープニング映像は前回のSSAを踏襲し、基本的にはみんな同じ設定で年数を重ねた形。
ロシアンぽーちゃんに格闘家りったんが新登場。
彩ちゃんが「変わっていくことが永遠を守る唯一の方法さ」みたいなことを言ってたのが印象的でした。
良いところは残しつつ成長して欲しいです。
会場はメインステージ、X型の花道に中央にセンターステージと奥に2つのサブステージ。
X型なのは未確認中学生が地球を救うため再び宇宙へというテーマがあるからでしょうか。
アナウンスで「地球の胎動が乱れております」とか流したり、獣っぽい宇宙生物?が会場やステージを徘徊していたりと、テーマは壮大だが、会場の雰囲気が学芸会で安心する。
初日は上手スタンドサブステ近く、2日目はC3アリーナの花道横でした。アリーナはガチファミリー勢ぞろいでスタンドはライトファンが多いように感じました。
場所に寄るんでしょうけどね。コアなファンはチケットあれこれしているでしょうし。
セトリについて、長くなりますが書いていきます。
・1曲目は未確認中学生Xではなくポンパラペコルナパピヨッタ。
前回TOPにもってきた曲とは違う曲で攻めてきました。
変わるべきか変わらないべきかの葛藤。まさかこんなメッセージ性のある曲がSSAまでに出てくるとはすごいですね。聞けば聞くほど嵌っちゃうスルメ曲。
・ルーパー>金八DM>ポートフォリオ>金八DMのさつきがてんこもりMIX
今年の氣志團万博での20曲ぶっ通しMIXを継承。
好みは分かれそうですが、楽しかったです。
・こりゃめでてぇな
今年を吹っ切るには歌うしかなかったでしょう。
見よう見まねで振りコピしたらすごく楽しかった。
来年は紅白出場して欲しいですね。
・未確認中学生X
センターステージからツァラトゥストラはかく語りき。
アルバム金八に8人verが収録されるなど、この曲の意味は大きいですよね。
・自己紹介
前回のSSAではやらなかった(OPVがあるから?)自己紹介を実施。
ただし、いつもとは違うヒーローver。シャキーン。
・キラキラネスキラネス
ここだけはフォローできませんね。初披露で最後になりそうな気もします。
・仮契約→カルマ
初日は仮契約、2日目はカルマ。カルマは2013年もやっている曲だから入ったのかな。
・殺陣
がんばってましたが、もうちょっとお金かけないと映えないかもしれませんね。
・学芸会>テブラ
この流れさいっこうでした。前述もしてますが、テブラが完璧
・ユニット曲
全部良かったですね。ただ、彩ちゃんと美怜ちゃんのユニットの服装がちょっとエロかったので、そこだけは行きすぎで欲しい。
個人的に光年の愛が刺さりました。結婚式で流したい一曲。
距離と時間を間違えているとかいうつっこみもありますが、永遠に近い距離を一緒に歩むことを考えれば距離≒時間ととらえれば自然かなと思いました。
・バタエフェ、仮契約
初日はバタフライエフェクトで二日目は仮契約に変更になりました。
バタフライエフェクトは8人体制になって初めて出したシングルということもあるので、2日両日やってもよかったのかなぁとは思いました(セトリが同じになっちゃいますが・・・)。
・アンコールの恋、フユコイ、PLAYBACK
金八鉄板の流れ。8人の表情を映したスクリーンがすごく良かった。泣ける。
・ハイタテキ、ちちんぷい
楽しくて楽しくてみんな笑顔になってしまう魔法。
・初日、手をつなごう>アイマネ
2013年と同じくトロッコに乗って手をつなごう。
からのアイマネでCHEER UP!!!!!!!!
・二日目、涙は似合わない>フレサイ
2013年とは違う、涙は似合わないからの笑顔のフレサイ。
この繋ぎは素敵でした。
・スーパーヒーロー
誰もがわかっていて待っていた最後の曲。綺麗な曲です。
・初日はロックリー>えびぞりダイアモンド>頑張ってる途中
突き抜けるほど飛ばして終わる大団円。やりきった感が素晴らしかったですね。
こんなに力強く頑張ってる途中を歌ってくれるとは思いませんでした。
・二日目はラブスマ>町田>永中
もう1曲のスーパーヒーローから町田で日曜日を倒し鉄板の永中。
幸せな空間でした。
ライブ後のコメントがまたよかったです。
初日は美怜ちゃんが来年が勝負!みたいなコメントしてて良かったですね。話すのうまくなりました。MC力かな?
是非来年は、紅白行けるといいですねー。私も来年は正月に仕事ねじ込まれないよう頑張りたいです。できればNHKホールにも行きたいですね。
二日目のぁぃぁぃのスピーチはまとまってもいないしうまくもないけど強い感情が出ていて素敵でした。
9人から8人になって離れたファンもいて、それでも応援してくれるファンがいるから頑張って続けてこれた、ここまで来ることができたといったニュアンスだったでしょうか。
ぁぃぁぃは@JAM終了後にも古参の方が来てくれて嬉しかったといってました。
自習のぁぃぁぃ回でも応援してくれている人に敬意を払いつつ、離れた人に対して寂しい思いを話していたと記憶しています。
ユニット曲で光年の愛を歌ったのは運命なのか狙ったのか。ぁぃぁぃの心の中の葛藤とぶつけてこの曲を聴くと涙が出てきます。
ファンとしてはエビ座はもう形を変えないで欲しい。
さて、2013年の時には池ちゃんことレキシの池田貴史さんがゲスト(イケッサー長官役)で登場しましたが、今回ゲストはなしでした。
Twitterなどから情報を漁ってみると元ジュディマリのTAKUYAさん、エビ中OG、流れ星さん、HEREさん、メンバーの友達、ジョニ男さんなどなどが来ていたらしいですが、ステージでの共演はありませんでした。
8人で前回のSSAという壁を超えるという強い意志があったからでしょうか。
スタッフやメンバーが掲げたSSAのテーマとして「GOLDEN EIGHTの証明」みたいなものがあったのかもしれません。
変わっていくもの、変わらないもの、様々なものを背負っての舞台となりましたね。
結果は言わずともがな大成功でした。
金八で始まり金八で終わる2015年。
最高のアルバムを引き下げて最高の1年を築いてくれました。
前回のSSAをしっかりと踏襲しつつ、ここまでの舞台に昇華できたこと、非常に感動しました。
ほんっとうに幸せなライブをありがとうございました。
2016年も変わらずエビ中さんを応援していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
以上です。